絶望怒り絶望悲しみ絶望、ただひたすら。
世の情勢がどうなのかわからない。でも半径3メートル以内の事はわかる。絶望はどこにでもつきまとってやってくる。
希望的観測も何もない、舟はやって来ない。
すべてはマイナスからスタートする。星は撃ち落とされたように落下して砕けおちる。
悲しみは常に漂い、不吉な予兆を纏わせながら何度も周りを回ってる。不気味なくらいに笑顔で。
二度とは戻らない帰り道に追いかけてくる影は執拗で、絶望の淵に引きずり込もうと機会を窺うのは枯枝に止まる大きな黒い鳥。
舟はどこにもやってこない。
恐怖はいつも優しく傍に寄り添う、奇妙な暖かさで私を囲い希望は常に遠くて冷たい奈落の底にある。
良いものと悪いもの、二つはなくて一つがある