ぬかるみ小路に逸れる

文章の溜まり場所として使っていこうと思います(超不定期)

大昔の①

何か昔の文章の・・・とんでもないけどでもおもしろいので恥さらしにでも置いて置こうかなとか思って・・・たぶん高校生ぐらいの時に何かつらつらメモってた文章かな・・・。

以下原文ママ(ってやつです)

「誇大に表現してみただけ」

さらさらと崩れ落ちる角砂糖。その煌めきは暗い空から降りしきる雪のように真白く、また北の海に、ある時ぽっかりと浮かぶ氷山が、突然轟音を発して壊れるようにそれは綺麗に形を崩していった。微量にも関わらず甘味を含み、薄茶色の水までみるみるうちに汚染していく。波を作ってやると、ことさらにそれは甘くなっていくのである。

誠に不思議なものである。あの、あの白い塊の粒の小さな一つ一つに私たちを喜ばせるものを備えているのは本当に、驚愕である。海の中で塩が揺られるように薄い茶色の中でまたそれも揺られているのだ。海の水が塩辛いのに比例して、その水もまた甘いのだろう。

 

・・・今見ると汚染って単語は似つかわしくないなあ・・・とかたぶん耽美派とかこの時梶井作品読んでた時期だったと思うのでそういうのを目指した(?)のかなあ・・・。これはコーヒーと砂糖について書いたのだと思う・・・。

でも何か今とあまり文章変わってない気もするな・・・とかあまり文体とかは進歩してないのかもしれない。ただこの頃より語彙というか結びつけというか(何でいきなり氷山が?とか暗い空から降りしきる~とか)みたいな表現?は今はたぶんわりとなくなったのでそういうのは年齢の経った故だろうか・・・。いや、しかし若い時の文章は何か自分はこの時こういう感じだったんだなあって改めて再発見というか確認出来て楽しさもある。若かったなあとか違うなあって部分とか・・・今と変わってないなって所まで含めて・・・。